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Issue No. 1 (December 1, 2021) 4つのボディータイプ①:卵巣タイプ

更新日:1月26日

【痩せられない原因はこれかも?!】

4つのボディータイプ①:卵巣タイプ


これから1か月ほど、クリスマスに忘年会に新年会と、暴飲暴食する機会が続き、年が明けて落ち着いたら気持ち新たにダイエットしよう…と心に決めている方も多いと思います。しかし、「痩せる」という現象は、飢餓を乗り越えてきた私達人間の体にとって大変不自然なことであり、ただ単に摂取カロリーを減らして運動量を増やせば達成できることでは実はありません。実際、若い頃はたくさん食べてもたいして太らなかったのに、歳をとるにつれて痩せにくくなっていく、と感じている人は多いですね。カロリーだけの問題ではないというわけです。


また、日本人はアメリカ人に比べて断然痩せている人が多いですが、痩せてはいるものの不健康な痩せ方をしている人が多いことも、私達にとっては非常に気になる点です。細いけれど、たくさんの問題を抱えており、健康とは言えない。そうではなく、健康になることで、自然と理想体重に近づいていく、そんなダイエット法があることをぜひ皆さんに知っていただきたいです。


太りやすくなるパターンには大きく分けて4つのボディータイプがあります。今回から4回にかけてそのタイプを一つずつご紹介していきます。人間の体は一人一人違うので、特定の臓器に弱さがあるからと言って、必ずしも全員太るわけではありません。体重には特に問題が無くても、それぞれのタイプについて読んでいくうちに、「私はこのタイプかも…」と思い当たる方も多くおられるでしょう。ぜひこれを機に、体質改善に取り組んでいただきたいと思います。


今回は卵巣タイプについてご紹介いたします。卵巣は男性にはない臓器ですが、実は男性でも、肝臓の問題や環境ホルモンの影響でエストロゲン(女性ホルモン)が過剰になり、同じようなパターンで太るケースも多々あります。

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〜卵巣〜


月経がある間、卵巣では主に女性ホルモンである、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が作られます。生理や妊娠は性ホルモンによって司られ、女性が女性らしい丸みのある身体つきになるのも、性ホルモンによる作用です。特にエストロゲンは皮下脂肪を下腹部、太もも、おしりの周りに蓄積することを促します。


〜卵巣タイプの特徴〜


以下に挙げたサインや症状がある場合は、卵巣タイプである可能性があります。


◉おしりと太ももに脂肪が集中してつく:いわゆる洋ナシ体型です。

◉生理痛、月経前症候群がある:卵巣の働きが悪いため、エストロゲンとプロゲステロンのバランスがみだれ、生理前や生理が始まて数日は気分のイライラ、むくみ、腹痛、腰痛、頭痛、膨満感、便秘など、体調不良が絶えません。

◉セルライトができやすい:ホルモンバランスの乱れで、セルライトができやすい体質になります。

◉婦人科系の問題が多い:不妊、子宮内膜症、卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣症候群、子宮筋腫、ほか多数


〜卵巣タイプになる原因〜


エストロゲンの量が過剰になっていることが原因です。過剰になったエストロゲンの影響で、その作用が強く出すぎてしまい、下半身太りを作り出す原因となってしまうのです。エストロゲンが過剰になる一つの原因は、肝臓の機能低下です。エストロゲンは分泌され、やるべき仕事を終えたあとは、肝臓で処理され、いつまでも体内に居残らないようになっていますが、肝機能が低下すると処理しきれなかったエストロゲンが体内に居残ってしまうのです。その結果下半身に脂肪を蓄積する作用が倍増してしまうのです。


また、脂肪細胞からもエストロゲンが分泌されますから、太れば太るほどエストロゲンの量が増えてしまうのです。ダメ押しは、エストロゲンが過剰になると甲状腺ホルモン(代謝をつかさどるホルモン)がブロックされてしまうため、代謝が低下し、さらに脂肪蓄積が促進されてしまうのです。


〜環境ホルモンの影響〜


卵巣タイプの人は環境ホルモンに非常に敏感です。環境ホルモンの多くはエストロゲンに似た形をしているため、それらの体の外から入ってくると、まるでエストロゲンが分泌されているように体が勘違いをしてしまい、エストロゲンの作用が体内で起き、下半身を中心に脂肪を蓄積するようになるのです。


環境ホルモンの例としては以下のものが挙げられます。

・避妊ピル/ホルモン補充療法

・ビスフェノールA

・ダイオキシン

・DDT (農薬)

・フタル酸エステル(香料)などなどその他多数


〜プロゲステロン(黄体ホルモン)が足りない〜


エストロゲンの絶対量は正常であっても、女性ホルモンの相方的存在のプロゲステロン(黄体ホルモン)が少ないと、比較でエストロゲンが過剰であると体が判断し、卵巣タイプの症状が現れることは珍しくありません。プロゲステロン(黄体ホルモン)が低くなる最大の理由はインスリン抵抗といわれる現象で、これについては過去の記事を参照ください。月経前症候群や不妊の多くはプロゲステロン(黄体ホルモン)が低いことが原因です。


閉経後は卵巣タイプから解放される可能性も、しかし違う問題が・・・


閉経すると卵巣からエストロゲンが分泌されなくなるため、環境ホルモンなどの影響があまりなければ、下半身に脂肪を蓄積する作用は弱くなります。しかしエストロゲンが逆に減りすぎてしまうと、ホットフラッシュやうつ症状などの更年期障害がでる可能性もあります。


エストロゲンは健康を保つうえで閉経後も必要です(閉経前よりは少ない量ですが)。特に骨粗しょう症、心臓病、認知症のリスクを下げるためにはなくてはならないホルモンです。これはあまり婦人科で語られない事実ですが、閉経後に中心となってエストロゲンを分泌する臓器は副腎なのです。副腎が弱っている場合は必要最低限のエストロゲンを確保できなくなり、様々な健康問題が引き起こされる可能性があります。太り方のパターンも卵巣型から副腎型に移行することもあります。


〜男性も卵巣タイプになることがある!?〜


男性の場合、もちろん卵巣はありませんが、エストロゲンの影響で、下半身に脂肪がつきやすくなるケースはあります。その理由は2つあります。


環境ホルモン(エストロゲンに似た形のものが多い)による影響

スキンローション、薬、プラスチック製品などに含まれる環境ホルモンに影響を受けている可能性があります。また、肝機能低下から、それらの環境ホルモンを解毒、排泄が効果的に行えていないことも考えられます。


男性ホルモン(テストステロン)がエストロゲンに変換されている

太ることによって増えた脂肪の影響で、男性ホルモン(テストステロン)がエストロゲンに変換されてしまいます。男性は太れば太るほど、男性ホルモン(テストステロン)が減少し、エストロゲンが増える傾向があります。男性ホルモンが減少することは精子量の減少にも繋がり、不妊の原因となります。




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​次回は「副腎タイプ」について紹介いたします。


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