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プロフィール
登録日: 2021年2月7日
記事 (40)
2025年11月22日 ∙ 6 分
No. 40 (November 22, 2025) 正しい脂質の摂り方
脂質は、三大栄養素の一つでありながら、何かと悪者扱いされることが多い栄養素です。あぶらと言ったら、太る、血液をドロドロにする、心臓に悪い、中性脂肪やコレステロールの値を上げる、といったような悪い印象が一般的ではないでしょうか。しかし、細胞ひとつひとつを覆う細胞膜の材料の半分は脂質であり、細胞膜が細胞の外と中を隔てる壁として機能することを可能にしていますし、特に脳は6割もが脂質でできているので、赤ちゃんが飲む母乳には脂質がたくさん含まれています。食欲をコントロールするレプチン、ストレスホルモン、性ホルモンなどは、あぶらが原材料になっています。このように、私達の体にとってとても重要な役割を果たしている脂質ですが、体に害になる場合も多いので、正しい種類の脂質を、正しい摂り方で接種することが非常に大切になります。 正しい脂質の摂り方の説明に入る前に、まず理解しなくてはならないことは、必ずしも脂質の摂取が、中性脂肪や血中コレステロールの値上昇の直接的な原因になるというわけではない、という事実です。あぶらは見るからにドロドロしていますが、それがそのまま体に吸収されるわけではもちろんなく、消化...
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2025年10月31日 ∙ 7 分
No. 39 (October 23, 2025) 乳製品
日本では戦後ずっと学校の給食で必ず出され続けている牛乳。例え牛乳という形では飲んでいなくても、チーズやヨーグルトや生クリームなどの乳製品や、パンやパスタやお菓子など、乳製品が原材料の一つである食べ物はそこら中に溢れているので、一日全く乳製品を摂らずに過ごしている現代人はあまりいないかもしれません。それほどもはや私達の生活に欠かせないものとなっている乳製品ですが、実は牛乳は日本人の食物アレルギーの原因として最も多い3つの食材(卵、牛乳、小麦)の一つでもあります。乳製品は果たして体に良いのか、悪いのか?努めて摂るべきなのか、避けるべきなのか?今回はこのことについて解説します。 まず、現代栄養学的に見てみると、牛乳はタンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素全てをふんだんに含む上、ビタミンB群やカルシウムも入っていて、栄養価的に大変優れたものであると言え、戦後子供達に推奨することで栄養状態の改善が期待されたことも納得がいきます。特にカルシウムに関しては、「牛乳と言えばカルシウム」、というようなイメージがある通り、一日に必要とされている量の約3割を一杯の量で摂ることができるほど、牛乳はカルシ...
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2025年10月31日 ∙ 5 分
No. 38 (September 24, 2025) プラセボ
プラセボとは、本物の薬とそっくりだけれど、実は有効成分は含まない偽の薬のことです。薬としての効果はない 砂糖やでんぷんなどを、本物そっくりのカプセルや錠剤にした「偽薬」であるにも関わらず、本物の薬を摂ったと信じることで症状が改善することがあります。この効果を「プラセボ効果」と呼びます。「プラセボ」という言葉の語源は、「満足させる」という意味のラテン語のplacereという言葉で、「気休め」や「慰め」というニュアンスでも使われるので、「気休めの薬」というような意味で偽薬のことを指すようになったようです。 プラセボ効果がどれくらいの人に起こるかは、実験の状況、被験者の心理状態、薬の種類によって違いますが、一般的にうつ病、不安症、頭痛、胃腸の不調などには効果が高いことが知られており、50%もの人にプラセボ効果が見られることもあるそうです。 プラセボ効果は、安心したり期待する気持ちが体に生理学的変化をもたらすことによって起きます。具体的には、自律神経が副交感神経優位になることや、ドーパミン、エンドルフィンなどの物質が関係すると言われています。逆に副作用が起こりうる薬の偽薬の場合、不信感や...
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