【痩せられない原因はこれかも?!】
4つのボディータイプ:まとめ
December 29, 2021
過去4回にわたり、①卵巣タイプ、②副腎タイプ、③肝臓タイプ、④甲状腺タイプ、の4つのボディータイプをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?太りやすくなるパターンには様々なものがあり、その背景となる問題も異なるため、「万人が痩せるダイエット法」というものはないということを理解していただけたたのではないかと思います。
食事法だけではなく、痩せるために効果的な運動法も、実はボディータイプによって違ってきます。例えば、副腎タイプの人が筋トレなどのタイプの運動(無酸素運動)をすると、それによるストレスホルモンの分泌が副腎の問題を更に深刻化させ、もっと痩せにくくなります。それとは逆に肝臓タイプの場合には、短時間に集中して行う無酸素運動運動が脂肪燃焼ホルモンの分泌を促します。また、激しい運動も、ウォーキングや軽いジョギングのような有酸素運動も、どちらも最初は控えた方がいい場合もありますし、最初から両方をどんどん取り入れていい場合もあります。運動も食事と同じで、万人に効果のある、「これをすれば痩せる!」というような運動法はないのです。
しかし、自分にあてはまるタイプを一つに限定できなかった方も多いのではないかと思います。なぜならば、臓器システムはそれぞれがバラバラに存在するのではなく、全てお互いを影響しあいながら機能しているからです。副腎に負担をかけ続ければ、体がボロボロになるのを防ぐために代謝を落とさねばならないので、甲状腺に影響が出てきます。消化がうまく行ってなければ、未消化の食べ物が肝臓に負担をかけ、そのストレスは副腎に影響を及ぼし、甲状腺で作られるホルモンの変換がうまく行かずに太りやすくなり、肝臓での性ホルモンの分解もスムーズにいかず、どんどん太りやすくなっていきます。全てはつながっているのです。なので、二つ以上のタイプのコンビネーションであるケースも多々あります。
また、日本人はアメリカ人と比べると明らかに痩せている人は多いのですが、頭痛、PMS、生理痛、不妊、疲労感、不眠、気分の浮き沈み、胃腸の問題、肌の問題、肩こり、腰痛、関節炎、アレルギー、自己免疫疾患など、いくつもの問題を「普通に」持っています。その問題のほとんどは、健康診断で引っかかるほどのものではないので、「私は健康、不調は単に歳のせいだ」と片付けてしまっています。しかし、それらの問題は実は危険信号であり、呼びかけなのです。本当の病気になってしまう前に気づいてください、何かを変えてください、という体からの訴えなのです。
体重だけにフォーカスをあて、それを基準に食事制限をすると、失敗に終わることが多く、成功してもすぐにリバウンドしてしまいます。リバウンドだけならまだしも、更に痩せにくい体質を作ってしまうこともあります。副腎タイプだから副腎をサポートするサプリメント、肝臓だから肝臓サプリメント、などというシンプルな問題ではありません。きちんと体全体を見た上で、その時点での自分に合ったやり方を実践することがとても大切なのです。
2021年も残りあと少しとなりました。来たる2022年は、自分の体としっかり向き合い、今のあなたの体に合った食事法や運動法を実践し、じっくりと体質改善する年にしてみませんか?
今年もたくさんのサポートをどうもありがとうございました。来年も宜しくお願いいたします。