体験談①

心理学だけでは解決出来なかった問題が、生活習慣を見直すことで改善が可能に

私は長い間、臨床心理士として、大学でカウンセリングに携わってきました。その頃は、学生がどんな問題で来談しても、どうにか改善できると自負していました。

 

そんな私でしたが、数年前夫の仕事の都合でニューヨークに引っ越し、学生時代に住み慣れていたニューヨーク生活への適応にとても苦労しました。特に、仕事を辞めたことは大きく、子供達との異文化適応の中で、自分ではコントロールできないいらいらに悩まされた時期でした。

 

それから抜け出すために様々なことを試し、ずっと興味のあった、幸せを科学する「ポジティブ心理学」の認定コースを受講している頃、「警察に補導される思春期の子たちの9割が低血糖」という統計を知り、栄養と心の関係について以前より興味を持ちました。

 

時を同じくして、ニューヨークウエストチェスターの友人の多くから、和泉先生の栄養指導についてよく聞いていましたので、ある日、先生の開かれていた健康講座へ参加させていただきました。2015年の4月のことです。

 

講座のあと先生に、17歳の頃からずっと続いていたひどい肩こりについて少しお話しすると、「食べ物のせいですね。食べ物を改善すると良くなりますよ」とおっしゃったので、びっくりしたことを覚えています。

 

私はコンピューターで仕事をすることが多かったので、そのせいだと思っていたのです。先生のお話しでは、油が足りないということで、その後上質の油を多めに取り、食生活を変えるとすっかり良くなりました。

 

それだけではありません。その頃私は、健康診断で医師に相談しても異常がないと言われ、改善することを諦めていたさまざま症状を抱えていました。肩こり以外にも、不眠症で睡眠薬に頼っていましたし、貧血気味でとても疲れやすく、心理学の講座を開催していたのですが、大きな講座のあとは夕方からソファーに横になっていないといけないくらいでした。

 

月経前症候群もひどく、生理の前2週間くらいからイライラして、この時期に子供達に一番きつく当たってしまっていました。心理学の膨大な知識から、叱っても効果がないことを理解しているのに止めることができず、いつも後で後悔していました。

 

しかし、先生の指導で食事を変え、デトックスを3週間した後、びっくりすることにこれら全ての症状が消失したのです。特にデトックスをした3週間は、メラトニンという睡眠薬を飲まなくてもあっという間に眠り、それまで何十年も経験したことのないような深い眠りにつき、朝は自然と目覚めます。血液検査の貧血も正常値まで改善しました。全く疲れなくなり、夜になっても何かしたくて、家がどんどん片付いていきました。

 

月経前症候群も全くなくなり、この3週間は子どもたちに一度も叱らなかった、という自分でも信じられないことが起こりました。叱られないと子供達もとっても安定して、こんなにいい子だったの?というくらいいい子でした。そして夫との喧嘩もなくなりました。

 

また、肩が痛くてあげられない40肩の症状がちょうど出てきていました。これも、フィジカルセラピーに行ってとにかく動かしていた時はあまり改善せず、私はもう一生肩が上がらないのかと悲観的になっていましたが、食事を変えるとすっかり良くなりました。

 

私は「魔法」という言葉が好きではありませんが、この経験は、魔法にかかったかのようでした。何十年も悩まされ、生活の質を下げていた症状が、半年の間に全て消失したのです。それまでは、全ての問題を「心理学」で解決しようとしてきたけれど、うまくいかなかったのは、体が良い状態でなかったのだと理解できました。

 

生活習慣を見直し、体の状態をよくした上で心理的なスキルも合わせれば、より効果的な支援ができると感じ、私の心理学のセミナーで和泉先生の生活習慣のことを紹介するようになりました。すると、受講していた方の多くが、生理痛やその前のイライラがなくなり、子どもに当たることがなくなり、日中眠くなることが減り、エネルギーレベルが上がったという報告を受けました。私だけでなく多くの方に効果があるのだと感じました。

 

和泉先生は、健康診断ではひっかからない、このようなさまざまな人生の質を下げる症状の辛さを真剣に受け止めてくださった初めての医療関係者の方でした。なぜその症状が出ているのかの説明はとてもわかりやすく、世界がどんどん広がっていくようでした。

 

先日3週間の日本での仕事を終えて、一昨日ニューヨークの自宅に戻ったところです。2週間の間に、8つのセミナーやイベントがあり、350名の方にお会いしました。日本到着翌日からセミナーというハードスケジュールで、私も周りの方も心配していましたが、生活習慣を改善したことで、全く疲れることがなく終えることができ、1年前の先生との出会いを改めて感謝する旅となりました。

 

和泉先生の治療は、まだ病気ではないけれど健康でもない、そのために自分の強みを十分に発揮できていない多くの方々の、幸せや自己実現に大きく貢献できることでしょう。そして体が改善されると、自分のなりたい自分になれ、成し遂げたいことが成し遂げられ、その変化に驚かれることと思います。

 

2016年8月10日

感謝を込めて 

ニューヨークライフバランス研究所代表 松村亜里 (医学博士・臨床心理士)