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Issue No. 7 (January 26, 2022) ビタミンD

日本も寒いようですね。暖かいフロリダも今週は最低気温がマイナスになる日もあり、我が家でも初めて暖房を入れました。寒くなると欠乏しがちになるのが、太陽にあたることで私達の体で合成されるビタミンDです。最近では小児科医が幼児にもビタミンDのサプリメントの摂取を勧めるほど、ビタミンDの重要性が一般的にも知られるようになりました。


ビタミンDは、免疫システムに働きかけて様々な感染症のリスクを下げるだけでなく、癌、アルツハイマー、糖尿病、心臓疾患、自己免疫疾患などの予防にも有効だと言われています。新型コロナ感染症も、血中のビタミンDレベルが低い人ほど重症化する傾向にあったというスタディーもあります。免疫機能を単に「上げる」というよりも、免疫機能のバランスを取るTreg細胞の働きを促し、サイトカインストーム(重症化した時に起きる現象)が起こるのを防ぐ効果があるとのことです。


しかし、ただ単にビタミンDを摂取するだけでは、この素晴らしいビタミンの効能を十分に発揮することはできないのです。ビタミンDは基本的には肌が日光に当たることで作られます。原材料はコレステロールで、肌で作られたビタミンDは肝臓に送られ、使える形に変換されます。ですから肝機能が低下している場合、ビタミンDを活性化することができません。


ビタミンDはサプリメントで摂取することもできますが、ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、脂質をきちんと消化できることが大前提です。


また、体内で炎症が起きていたり、ストレスホルモンであるコルチゾールが高いと、体はビタミンDを使うことができないどころか、他のホルモンへの悪影響が出てしまう可能性もあります。


ビタミンDの効能を知って、いきなり日光浴を始めてしまうと、肌が赤くなったり、かゆくなったりする「日光アレルギー」というような問題を持つ日本人の方が少なくありません。日光アレルギーはビタミンB群の欠乏が大きな原因であり、お酒をよく飲む方に多く見られる問題です。


このように、ビタミンDというたったひとつの栄養素を見ても、数多くのメカニズムや栄養状態が関係するということがわかると思います。結局は、全体像を見ていかなくてはならないのです。


前回のニュースレターで日の光に当たることで抗炎症作用のあるメラトニンがたくさん作られるという話を書きました。ビタミンDも同じように日光浴で生成するのが理想的です。日光とうまく付き合っていくために、ビタミンB群の欠乏を招く血糖値が不安定になる食生活を正し、定期的なデトックスで解毒の臓器の機能を向上させ、慢性炎症の軽減をすることが大切です。


当クリニックで毎年春と秋に実践している3週間デトックスの説明会をまた3月に行います。今回は美容に焦点を当ててお話させていただく予定です。これまで参加された方も是非ご参加ください。



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